今まで感じたことのない疲労感が僕を襲う。
僕は無意識のうちにベッドに倒れ込んだ。
「優しさか・・・」
僕は腕で目を伏せる。
由美は・・・なんであんなことを・・・。
由美は僕の気持ちに気づいてる・・・?
もし・・・そうなら・・・。
僕の気持ちが夏帆に動いてることが分かってたら・・・。
でも、その人の考えは当人にしかわからない。
だから、分かるはずない。
そう言い聞かせてても・・・由美は・・・。
なんとなく・・・わかってる気がする。
でも、それはいつから・・・?
僕が由美に途中までではあるけど話したあの日から・・・?
それとも、どこかで僕と梨香さんの話を聞いたとか?
・・・・・・・・・・・。
どれくらいの時間が経っただろうか・・・?
目が覚めたら、外は暗くなっていた。
どうやら、あのまま眠っていたらしかった。
その時、電話が鳴った。
「何だよ・・・」
僕は舌打ちをして手探りで携帯電話をとって、
表示を確認する前に電話に出る。
「もしもし・・・」
『杉原君・・・大変です!!』
電話の相手は梨香さんだった。
しかも、なんだかあわててる・・・。
「どうしたんですか・・・?」
『由美お嬢様がいなくなったんです!!』