38話 僕が好きなのは | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

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思いだすと、自分の不甲斐なさに笑えてくる。


自分の大切な人が目の前にいたのに・・・


守りきることができなかったのだから。


守れるはずだったのに。


あんなに傍にいたのに。


手を握っていたのに・・・。


夏帆は生きてる。


もし、そうだとしても僕が彼女に会う資格が


あるだろうか・・・?


会った時、僕はどんな顔でいればいい?


・・・やめよう。


こんなこと考えても意味がない。


生きているとしても・・・会う機会がない。


会うはずがない。


それに、夏帆のことは考えちゃいけない。


今、僕には由美がいる。


「あはは・・・電話を無視しといて・・・か?」


自分に皮肉を言う。


自分の本当の気持ちがわからない。


いや・・・わかってるんだ。


僕が好きなのは・・・夏帆だってこと・・・。