28話 一つの質問 | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

店員さんから受け取った注文した


ハンバーガーがのったトレーを受け取り


店内の座るスペースまで行く。


まだ、あまり席は埋まっておらずどこでも座れる状態。


「どこ行く?」


「窓側・・・行こ?」


由美の声のトーンが低い。


「う・・・うん」


僕は頷き窓側の席に座る。


その対面側に由美が座る。


由美の表情はさっきまでとはまるで違う。


「どう・・・したの?」


恐る恐る僕は聞く。


「何が?」


「なんかさっきと違う・・・」


「その理由・・・分かるでしょ?」


「え・・・?」


まさか・・・聞かれてた・・・?


「じゃあ、一つ質問です」


由美は人差し指を立てる。


「何・・・?」


「夏帆・・・って誰・・・?」


僕は答えられず下を向く。


「私には・・・言えない人?」


由美は悲しそうな表情を浮かべる。


「僕の彼女は由美だぜ?」


「だから・・・不安なんだよ・・・違う女の人の名前を君が言って・・・」


「わかった・・・。言うよ。僕と夏帆のこと・・・」