27話 人違い | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

ぼくが「くっつきすぎ」と言った後、


由美は手をつなぐ以上のことはしてこない。


「ごめん・・・」


街中を歩きながら、僕は下を向いて由美に謝る。


「え・・・?なんで、謝るの・・・?」


「いや・・・」


「ていうか、こんなブラブラしてないでどっか入らない?」


「ん~・・・いいけど、どこにする?」


「男の子が決めてよ」


由美がいたずらっぽい笑顔を向けてくる。


機嫌は直ったらしい。


「そうだな~・・・」


僕は時計を見る。


11時30分。


「昼食でも食べる?」


「いいね。ちょうどお腹すいてきたし」


「じゃあ、ファーストフードでいいかな?」


「うん」


由美は頷き、僕らは近場にある店に入ろうとした時・・・


「え・・・?夏帆・・・?」


君の姿が見えた。


けど、もう一度ちゃんと見てみると全く違う人・・・。


僕は、はっとして由美を見る。


「何してんの?早く入ろうよ」


由美には聞こえてないみたいだった。