25話 揺らぐ心 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「あはは・・・嘘だろ・・・?」


歩きながら僕は空を見上げる。


「また、君と接点ができるなんて・・・」


ほんとにすごい偶然・・・。


君を忘れかけていた、その時に・・・。


よりによって由美の家で君のお姉さんを見つけるとは。


これは、君が仕掛けた最後の一手・・・ってか?


僕は内心肩をすくめて苦笑する。


確かに、これで君を忘れることはないな。


由美に会うたびに、家に行くたびに絶対思い出す。


いや・・・でもこれでよかったのかもしれない。


僕は君のことが誰よりも好きだった。


一生愛すると誓った。


その気持ちは揺るがないと言った。


誰よりも強く抱きしめた。


そして・・・


「夏帆・・・君をずっと好きでいる。僕の隣にいてほしい・・・」


そう言った。


あの時の気持ちが揺らいでいる僕に釘を差すことができた。


夏帆は死んだ。


けど、僕の気持ちはずっと夏帆のまま・・・。


でいられる自信はない。


その時、携帯にメールが届いた。


送り主は・・・由美。


『日曜日絶対デートしようね。私、すっごい楽しみにしてるから』


「・・・っ」


心が揺らぐ。


僕は、昔から大好きでこの世からいなくなった夏帆か


最近、好きになった由美・・・。


どちらにいけばいいんだろうか・・・?


普通答えは決まってる・・・・はずなのに・・・。


僕はその選択を選ぶことができないんだ。


由美にいかなくちゃいけない。


けど、夏帆も忘れられない・・・。