19話 お嬢様 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

家の前に立つ。


確かに『河原』と書いてあるが・・・。


インターホンを押す手が震える。


誰が出るのだろうか・・・?


母?父?それとも兄妹の誰かとか・・・?


最初はなんて言えばいい?


第一声はちゃんと出るだろうか?


絶対声・・・震えるだろうな・・・。


僕はふぅと一つ大きな息を吐いてインターホンを押した。


そしたら、間髪いれずに女の人の声が聞こえてきた。


『はい。こちら河原ですがどなたでしょうか?』


由美のお母さんだろうか?


それにしては、声が若すぎる・・・。


じゃあ、姉とか・・・?


「由美さんのクラスメートの者です。学校で配布されたプリントを持ってきたのですが・・・」


『由美お嬢様のですか。わざわざありがとうございます。今、家開けますね』


その後、間の抜けた電子音と共にインターホンが切れる。


・・・お嬢様だと!?


僕は心の中で叫んだ。


ということは・・・あれは使用人さんか!?


そこまですごいってことか・・・。


僕は、使用人さんがでてくるのを心臓の鼓動が高いまま待つ。