18話 豪邸 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

帰りのホームルームが始める。


ここでも、連絡事項などは聞かずに勉強をする。


先生が「重要」と言った時だけ聞くんだ。


「誰か、河原のプリント持って言ってくれる奴はいるか?」


先生はどうせいないだろうといった感じで聞く。


「はい」


僕はそう言って手を挙げる。


クラス中のみんなが一斉に僕の方を怪訝そうな顔で見る。


先生も戸惑った様子で


「おお・・・。そうか、じゃあ頼む」


先生は僕にプリントと住所と地図が描かれたメモを渡してくる。


そして、みんなは何事もなかったかのように勉強を再開する。


もうHR終わるのに・・・。


どうやら、彼らは一分一秒でも惜しいらしい。


家でどれだけ勉強してるんだ・・・?


HRが終わり、みんな下校する。


参考書を読みながら・・・。


手ぶらなのは僕だけだ。


僕は、地図を頼りに由美の家を捜す。


幸いにも最寄りの駅が僕の家と同じで、すごく分かりやすい


目印があるらしいので簡単に家に着くことができそうだった。


僕はその目印の欄を見る。


「・・・?」


そこに書いてあったのは


『駅から一つ目の交差点を右に曲がり、大きな豪邸が見えたらそこが河原さんのお宅です』


どうやら由美の家はお金持ちらしい。


そして、右に曲がり歩いていると、目立つほど


大きく綺麗な家が僕の視界に入った。