17話 由美の存在 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

学校に着くと、またいつも通り。


誰も何も言わずに勉強している。


相変わらず暗いな・・・。


そんなことを思いながら僕は自分の席に着く。


僕は隣りの席を見る。


そこには、由美の姿がない。


「どうしたんだろ・・・?」


こんな、人を心配している僕はこのクラスでは変わり者。


そんなこのクラスの雰囲気がすごく嫌だ。


HRが始まり、由美が風邪で欠席だということが分かった。


僕のテンションがまた一段と下がる。


そんなテンションの中で1時間目が始まる。


先生の声が、静まり返ったクラス中に響き渡る。


その声とクラスのみんなのノートに文字を書く音が


混ざり合って不協和音として僕の耳に入る。


「ちっ」


僕はみんなに聞こえないくらいの音量で


舌打ちをして顔を伏せる。


一昨日まではこんなひどくはなかった。


けど、昨日由美と話してキスをして・・・。


そして、改めて気づく。


『君』のことを考えた時と同じこと。


僕の中で由美の存在は驚くほど・・・


大きくなっていたんだ。