15話 『君』 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「夏帆か・・・」


僕はそう呟きながらベットに横になる。


そして、ゆっくり目を閉じる。


「・・・おいおい・・・嘘だろ・・・?」


僕は思わず苦笑いを浮かべる。


僕はたまにやることがある。


数個のことを考える時。


目を閉じて、心、思考を無にする。


すると何が浮かび上がるのか・・・。


そして、人で比べた時は毎回『君』だった。


なのに、今回は由美の顔が浮かんだ。


今まで、『君』と出会ってから一度もなかったことだ。


なんで・・・?


一日・・・・たった一日由美と一緒にいただけで・・・。


それだけで簡単に、『君』から目を逸らした。


これが、もしずっと続けば僕の中から


『君』の存在が消えてしまうかもしれない。


キスしただけなのになんて単純な・・・


内心肩をすくめながら苦笑する。


と、同時に焦りがこみ上げてくる。


だって、『君』は・・・