「どうした?」
その後、数秒間の沈黙が二人を包む。
僕は由美が口を開くのを待つ。
そして、由美は深呼吸をして僕の方を向く。
「裕樹君!!私は君のことが好きです」
僕は少しの間、呆気にとられる。
その後、僕は思わず笑ってしまった。
「え?なんで笑うの?」
由美は困惑しながら、顔を赤らめる。
「順序がすごいなぁって。キスした後だぜ。もう」
「まあね。でも、言っておこうかなって。やっぱ、行動だけじゃなくて・・・さ」
「そっか」
そう言って、一旦僕は言葉を止めた後、
「僕も由美のこと好きだよ」
目を見て言えなかった僕は、
バツが悪そうに顔をそむける。
「ありがと」
由美がそういって微笑んだ後、
「あ、ねえ、携帯のアドレス教えて」
由美は自分の携帯を出してそう言った。
白い真新しい携帯で、可愛らしいキーホルダーが3つほど。
やっぱ、エリートクラスにいても女の子は女の子なんだよな。
そんなことを考えながら、僕も携帯を取り出す。
「はい」
赤外線のポイントを相手の携帯を合わせる。
そして、互いのアドレスを受信する。
僕は、そのアドレスが届くと僕は少し嬉しくなった。