10話 君と僕の最初の・・・ | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「裕樹君ってけっこう女の子と遊んでるでしょ?」


僕が手を離した直後、由美が不満そうな表情を


浮かべてそう言った。


「え・・・?なんで・・・?」


僕は少し困惑する。


「なんか、撫でるの上手・・・っていうかためらいとかがない・・・」


「そうか~?」


「なんか、君に弄ばれたような気がする~」


由美が舌を出す。


なんだか、その仕草が可愛らしい。


「そんなことないって」


「むぅ・・・」


由美が頬をふくらます。


「ごめん、ごめん」


僕が謝ると由美は


「じゃあ、お願いを聞いてくれたら許してあげましょう」


由美はいたずらっぽい笑顔を浮かべる。


「何ですか?」


「私がいいって言うまで、目を閉じていてください」


僕は由美の指示に従い目を閉じる。


真っ暗で何も見えない。


今回ばかりは由美が何をしてくるかわからない。


「目、閉じた?」


由美の声が聞こえる。


「うん」


僕は見えない相手に返事をする。


その時、ふと温かいものが唇に触れる。


僕は驚いて目を開ける。


由美の唇が僕の唇に触れている・・・。


そして、数秒で由美の唇が離れる。


これが、僕らの最初のキスだった。