7限目の授業が終わった。
これで今日は下校時刻となる。
時間帯はもうすぐ5時。
普通に学校から見れば遅いといわれるかも
しれないが、今日は早い方だった。
火、木は7限で済むのだが、
他の日は8限目まである・・・。
そうなれば、下校時間は6時で家に着くの
が8時になる。
甲子園狙ってる高校球児と
同じぐらいじゃないのか・・・?
さらに、その後家でも今日は勉強するから
まさに地獄だった。
唯一、救いの7限なので空いた
1時間を何に使おうか考えながら
帰り支度をしていると、
「裕樹君」
後ろから、肩をポンとたたかれた。
「由美・・・どうしたの?」
僕が聞くと、由美は顔を紅潮させて下を向く。
何が言いたいのか、なんとなくわかった。
だから、僕は由美が言いたいけど、言えないことを
僕の口から言うことにする。
「一緒に帰る?」
すると真美は笑顔で
「うん。ありがと」
その笑顔は誰のどんな表情より
可愛く見えた。