8話 君の笑顔が | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

7限目の授業が終わった。


これで今日は下校時刻となる。


時間帯はもうすぐ5時。


普通に学校から見れば遅いといわれるかも


しれないが、今日は早い方だった。


火、木は7限で済むのだが、


他の日は8限目まである・・・。


そうなれば、下校時間は6時で家に着くの


が8時になる。


甲子園狙ってる高校球児と


同じぐらいじゃないのか・・・?


さらに、その後家でも今日は勉強するから


まさに地獄だった。


唯一、救いの7限なので空いた


1時間を何に使おうか考えながら


帰り支度をしていると、


「裕樹君」


後ろから、肩をポンとたたかれた。


「由美・・・どうしたの?」


僕が聞くと、由美は顔を紅潮させて下を向く。


何が言いたいのか、なんとなくわかった。


だから、僕は由美が言いたいけど、言えないことを


僕の口から言うことにする。


「一緒に帰る?」


すると真美は笑顔で


「うん。ありがと」


その笑顔は誰のどんな表情より


可愛く見えた。