7話 ささやかな喜び | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「裕樹君って毎日勉強してる?」


可愛らしい弁当箱を取り出しながら、


由美が僕に聞いてくる。


「毎日はしないよ。さすがに疲れるし・・・」


すると由美は安堵し


「だよね~。普段からかんな雰囲気だからちょっと焦っちゃって・・・」


分からないでもない。


みんな勉強してばっかだから・・・。


「すごっ」


由美が弁当箱をのフタを開けた途端、


そう僕は声に出していた。


色鮮やかで見た目はかなり


綺麗な弁当。


一流シェフが一般家庭にある物で


見た目に重視してみました、みたいな?


「え?何が?」


「いや・・・その弁当。それ作ってくれるの?」


「もうちょっといいのにするよ。だから期待しててね」


由美は笑顔で言った。


「うん。じゃあ、期待してるね」


僕が笑顔で返すと由美は頬を赤らめて


「うん」


と言う。


これで見た目だけだったら笑えるな。


「そんなことないよ~」


由美が頬をふくらます。


「え・・・?聞こえた?」


「うん」


どうやら声に出ていたらしい。


「じゃあ、ちょっと食べてみてよ」


由美がそう言って、僕に卵焼きを差しだす。


「いいよ。明日の楽しみにしとく」