1話 君との初会話 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

相変わらずのつまらない授業が始まった。


先生がグダグダと訳のわからない話をしている。


そんな話をみんなは一生懸命聞いて、


黒板に書かれている文字をノートに書き写す。


さすが進学校・・・。


私語なんて一切ない。


部屋はがんがんにクーラーが効いていて


肌寒いくらい。


ひぐらしが鳴いているこの六月。


外に出れば、また暑い。


中にいれば、つまらない授業・・・。


どっちにしろ、地獄だなこりゃ。


そんなことを考えて、僕は思わず苦笑する。


その時、隣の席の女子が声をかけてきた。


そう。それはとてもベタな一言。


「消しゴム貸してくれませんか・・・?」


彼女は僕にしか聞こえないくらい


小さな声でそう言った。


その彼女は可愛らしい容姿。


初めて見た。


あんまり、女子と話さなかったし・・・


「ああ・・・いいよ・・・」


僕は筆箱の中に入っていた消しゴムを


取り出して、彼女に差し出す。



こんなベタな出会いから始まる僕らの物語。