79話 大好きな人に・・・ | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

何分くらいの時間が経過しただろうか・・・?


多分、まだ五分くらいだ・・・。


けど、この五分はとても尊く大切なもの。


「拓也・・・」


真美がふいに話しかけてくる。


小さく、か細い声で。


「何・・・?」


「私さ・・・前にも言ったけど・・・」


そう言って、僕の腕から離れて僕に向き合う。


「君のことが大好き・・・。誰よりも何よりも・・・ずっと、ずっと・・・。けど、この恋は永遠には続かない・・・。もうすぐお別れが来る。だから・・・もういいよね?我慢できない」


「ちょ・・・真美・・・」


僕は真美の行動に驚く。


真美は服を脱ぎ始めたのだから。


「私は君とひとつになりたい。大好きな人に抱かれたい・・・」


「真美!!」


僕はそう言って、真美を抱きしめて、行動を停止させる。


「た・・・く・・・や・・・?」


「別に、カラオケでやる必要はないだろ・・・。今日のデートの最後に・・・な?」


真美を諭す。


自分に、服を脱ぎ始めた女の子に対して、それを我慢する理性があったとは驚きだ。


ただ・・・怖かっただけなのかもしれないけど・・・。


「わかった。じゃあ、約束だよ。デートの最後に絶対だよ?」


真美は少し顔を赤くしながら言った。


僕は、返答の代わりに真美にキスをした。


真美はもちろん、拒むことなくそれを受け入れた。


真美は目を閉じる。


僕も目を閉じて、真美の舌に自分の舌を当てる。