75話 君と・・・ | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「やっちゃいけないこと・・・?」


「そうだよ・・・」


「何・・・?」


「わかんないのかぁ」


真美はそう言って、手を離してベットに仰向けで寝っ転がった。


不満そうだ・・・。


「ねぇ・・・拓也・・・」


真美は天井を向いたまま僕に話しかける。


「私・・・もうすぐ死ぬんだよね・・・」


「何言ってんだよ・・・」


「わかるんだよ・・・。医師の表情・・・。それに、進行が遅くなってるって言ってるのに、薬関係は一向に減らない。それどころか増えてる・・・。それにさ・・・」


真美は僕の方を見る。


「君の表情で一発で分かるよ・・・」


真美は悲しそうな笑顔を僕に見せた。


「・・・っ」


それに対して僕は何も言えない・・・。


「だから・・・そんな私の最後のお願い・・・聞いてくれる?」


「なんでも聞くよ」


僕は笑顔で言った。


「その言葉・・・後で後悔するよ?」


真美は意地悪そうな表情を浮かべた。


「任せろ。僕にできないことはない」


そう言って胸をはる。


「頼もしいなぁ。じゃあ、お願いです」


「どうぞ」


開けていた窓から隙間風が通り抜け、真美の髪がなびく。


そう・・・屋上の時のように・・・。


そして、真美は決意を固めて口を開いた。


「君とひとつになりたい・・・」