74話 真美のやりたいこと・・・ | love storys  ~17歳、私と君と。~

love storys  ~17歳、私と君と。~

どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「聞いたことないな・・・私は・・・」


母さんはうつむいてそう言った。


「そっか・・・。本人に聞くしかないな」


病室に入ると、真美は読書をしながらウトウトしていた。


寝てればいいのに・・・。


「あ、拓也とお母さん」


真美は僕らに気づくと本を閉じて笑顔を向ける。


「うん。具合はどう?」


「まあまあかな」


「そっか。そういえばさ、真美って何かやりたいこととかある?」


僕は唐突にそんなことを聞く。


「え・・・?」


「最近外出てないからさ。なにかないかな~と」


「あるよ・・・」


真美はそういって顔を赤くする。


「何・・・?」


「ちょっと・・・お母さんがいるといいづらい・・・かも」


「わかったわ」


そう言って、母さんは病室から出る。


「で・・・何?やりたいの?」


僕が聞くと、真美は僕の方をじっと見る。


「絶対にやってはいけないこと・・・だよ」


真美はそう言って僕の手を握った。