73話 余命 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

医師が僕らに向かって話し始める。


「真美さんのがんの進行状況は思わしくない状況にあります」


「それは・・・治る可能性が低くなったってことですか・・・?」


僕は聞く。


「いや・・・もう治りません」


は・・・?


医師が言ったことに対する理解が遅れる。


これは、遠まわしに真美は死ぬってこと・・・?


「それは・・・どういう・・・」


「真美さんの余命はあと一カ月・・・。もって二カ月です」


おいおい・・・。


「そんな・・・」


母さんは泣き崩れる。


「母さん・・・しっかりしろよ・・・」


そう言った自分も気が確かとは言い難い。


頭が回らない・・・。


「真美さんには言うか言わないかはお任せします」


「母さん・・・絶対に言うなよ・・・」


「え・・・?」


「言ったら・・・だめだ・・・。真美が・・・わかるだろ・・・?」


「そう・・・ね・・・」


そう言って、母さんは頷く。


そして、医師の話が終わって、僕らは部屋から出る。


そして、一礼をしてドアを閉めた後、母さんに


「真美の夢とかってなにかな・・・?」


と聞いた。