67話 レントゲン写真 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「で、何があったの?」


「真美が吐血した」


「え・・・真美が・・・?」


「本人が言ってたけど、多分肺がんだ」


「ウソでしょ・・・」


その時、医師の先生が僕達を呼ぶ


「お母さんとお兄さん入ってきてください」


僕らはその指示に従って、部屋に入る。


そこには、数枚のレントゲン写真が貼られていた。


「これを見てください」


医師はそう言って、一枚の写真をさす。


ろっ骨などが写し出された一枚の写真。


多分、胸のあたり・・・。そう肺がある位置・・・。


「ここに、あるもの・・・見えますか?」


そこには、大きな塊があった。


普通の人にはないような・・・。


僕は、無言でうなずく。


「ここは、肺門部でここにこのかたまりがあることは・・・肺がんということです。そして、この大きさ・・・」


非常に医師は言いづらそうだった。


その表情を見てすべてを察した・・・。


「真美は・・・真美は助かるんですよね!?」


「母さんが大きな声で言った」


「黙れ・・・。母さん・・・」


「え・・・?」


「分かってんだろ・・・」


「・・・」


僕がそう言うと母さんは押し黙った。


「進めてください」


僕は医師に諭す。


「はい。真美さんは・・・」