66話 14年ぶりの・・・ | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「もしもし・・・」


女にしては少し低い声・・・。


ずっと昔に聞いたことある声が、僕の耳に入ってきた。


「僕のこと覚えてる?」


「はい・・・?」


この、唐突な質問に相手は少し戸惑っているようだった。


「すいません・・・。どちらさまでしょうか?」


「須藤拓也」


ただ、一言・・・。はっきりとそう言った。


「え・・・?拓也なの・・・?」


「そうだ。あんたの息子だよ。あとで、詳しいことは話すけど、とりあえず○○病院に来てくれ」


「え・・・?今から?」


「そうだよ!!早く来てくれ。いいな」


口調が少し荒くなる。


なんでかは分からない。


母親に関する記憶はほとんどない。


なのに少し苛立ちがあった・・・。


「・・・わかったわ」


その返事を聞いたと同時に僕は電話を切った。


そして、20分くらい経ったころに


母親が僕の目の前に現れる


仕事帰りなのか、スーツを着ている。


なんの仕事をやってんだか・・・。


「久しぶりだな、母さん」


「・・・そうね」


これが、母親との14年ぶりの対面・・・。