56話 もっと長く | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

真美は、笑顔になったまま僕に抱きついてくる。


「15分間こうしてられる。拓也の温もりを感じられる」


僕は、真美を抱きしめてふと、こんなことを考える。


このまま時間が止まってしまえばいい。


15分というこの時間が永遠に続いてほしい。


「15分か・・・」


そう言って、真美をぎゅっと抱きしめる。


「15分は短いよね・・・」


真美の少し寂しそうな声が聞こえる。


「うん・・・」


僕は、そう相槌を打つ。


「あ、そうだ!拓也」


僕から一旦離れて、何かを思いついたように


真美は言った。


「時間延ばせる方法でも分かった?」


「うん!!」


真美は何か思いついたのだろうか?


「言ってみ?」


僕がそう聞くと、真美はいたずらな笑顔を浮かべた。


まるで、子供が何かいたずらでも考えた時のようだ。