抱きついてきた真美をしっかり受け止めて、
その体を抱きしめる。
「ねぇ・・・拓也・・・」
真美の声が聞こえる。
けど、抱きしめているから、顔は見えない。
「ん・・・?」
「すごい寒いはずなんだけど・・・あったかい」
真美が僕が思ってたことと同じことを言う。
「だね。でも、真美の髪と服びしょびしょだ」
僕は、真美の髪を触りながらそう言う。
「ひゃぁ・・・髪撫でられてるみたい」
真美の声が少し高くなる。
「嫌だ?」
「ううん・・・。すごく嬉しいよ・・・」
その言葉を聞いて、僕の顔が赤くなる。
「拓也・・・ずっとこうしてたい・・・」
「うん・・・僕も・・・」
そういって、僕は真美を抱きしめる力を強くする。
もう・・・
ずっと・・・
絶対離さないと心に誓って。