53話 離さないと誓って | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

抱きついてきた真美をしっかり受け止めて、


その体を抱きしめる。


「ねぇ・・・拓也・・・」


真美の声が聞こえる。


けど、抱きしめているから、顔は見えない。


「ん・・・?」


「すごい寒いはずなんだけど・・・あったかい」


真美が僕が思ってたことと同じことを言う。


「だね。でも、真美の髪と服びしょびしょだ」


僕は、真美の髪を触りながらそう言う。


「ひゃぁ・・・髪撫でられてるみたい」


真美の声が少し高くなる。


「嫌だ?」


「ううん・・・。すごく嬉しいよ・・・」


その言葉を聞いて、僕の顔が赤くなる。


「拓也・・・ずっとこうしてたい・・・」


「うん・・・僕も・・・」


そういって、僕は真美を抱きしめる力を強くする。


もう・・・


ずっと・・・


絶対離さないと心に誓って。