49話 降り注ぐ雨 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

時刻は12時を回った。


またこの公園に静けさが戻る。


「香織・・・」


僕は無意識のうちに幼馴染の名前を呟く。


そんな寂しい独り言は闇の中に消えていく。


その時、手のひらに冷たいものが落ちる。


それは僕の涙・・・。


と、同時に雨が降ってくる。


僕が空を見上げたと同時にその雨が


強くなってくる。


顔に何滴もの水が当たる。


服がぬれる。


その時、目の前に巨大な光が一瞬見える。


そして、数秒後に大きな音が耳に響いた。


耳が割れるように痛い。


この、公園の目の前にあるマンションに


雷が落ちたらしい。


僕は、ふと思う。


なんで、こんな大雨の中僕はこんなところにいるのだろうか?


深夜の大雨が降り注ぐ小さい公園に・・・。


「え・・・?」


僕は思わず声を上げる。


砂場に一人の男の子が座っていた・・・。


その男の子は僕。


そう。これは記憶の欠片の一つのピース。