48話 ずっと見てきたから・・・ | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

『ねぇ・・・恋人である拓也に質問があります』


香織が改まって聞いてくる。


『なんでしょうか?』


『やっぱ・・・やっぱさ』


ぐすんという音が聞こえた。


・・・泣いてる?


『拓也は真美が好きなんだよね?』


『なんで・・・?』


『わかんないはずないじゃん』


『え・・・?』


『私は拓也のことを誰よりもずっと・・・ずっと見てきた。君が見せる表情や仕種。小さいころから!!』


『香織・・・』


『だから分かるんだよ!!君は私のため付き合ってくれたって・・・。でも、こんなの意味ない!!』


『・・・っ』


『最初はさ・・・妹が好きなんだと思った。けど・・・違うんだよね・・・?君は真美が好きなんだよね・・・?』


もう、きっと嘘はつけない・・・。


『・・・うん』


『だったら・・・真美のところにいって・・・?


香織がなんで、電話で言ってきたか今、分かった。


それはきっと、自分の涙を見せたくないから・・・。


『・・・うん。ありがとう・・・』


『じゃあ、帰るね・・・」


真美がそう言って立ちあがる。


『うん・・・。また明日・・・』


『また明日・・・』


その言葉は、また明日話そうと約束する魔法の言葉・・・。