42話 感情を殺して・・・ | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

唇を離して香織を見た。


香織の顔は真っ赤に染まっている。


「た・・・拓也・・・」


今までにこんなうろたえて、


顔を赤らめている香織は初めて見た。


だから・・初めて見るから・・・


罪悪感を感じる。


こんなの香織は望んでる?


もし、香織が僕の本当の気持ちを知ってたら・・・


これって、幸せっていえるのだろうか・・・?


けど・・・僕はもう決めたんだ。


みんなのために自分の感情を


殺すことを・・・。


だから僕は


「香織・・・好きだ!!」


そう叫んだ。


「うん!!ありがと」


香織は笑顔で僕に抱きついた。


僕はそれを受け止めて、もう一度


キスをする。


これでいい。これでいいんだ・・・。


そう自分に言い聞かせた。