41話 あの時の映像 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

そう・・・あの場所・・・。


真美とキスをしたあの河川敷。


それを思い出した途端、


あの時の映像がフラッシュバックする。


『ありがとう』


『何が?』


『キス』


『僕のファーストだよ』


『私なんかでよかったの?』


『君だから』


『ありがとう。ちなみに私もファーストキスだよ』


『僕でよかったの?』


『君だから…』


あの時のことは絶対忘れない。


その時、自分の気持ちを再確認した。


僕は真美が好きだ・・・。


けれど、それは表にだしてはいけない感情・・・。


そんなの分かってる・・・。


わかってるけど・・・!!


「拓也・・?」


香織が不思議そうな顔で僕を見る。


その顔が昔僕に見せた真美の顔に重なろ。


いや、それは自分の中で勝手につけた次の


行動への言い訳。


僕は香織に何のためらいもなくキスをする・・・。


心の中の真美を消し去るために・・・。