34話 作り上げてきた関係 | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

僕が告白を断ったら、


香織はどんな表情をする?


そして、僕達が小学校のころから


作り上げてきた関係はどうなってしまうのだろうか?


姉弟のような親友の関係のままでいられる?


きっと香織はまた、今までの関係でいい?


と聞いてくる。


そして僕は迷わず、うん


と答えるだろう。


けど、それは互いに、成立しないと


わかってる。


元の関係に戻れないことぐらい分かってる。


そんな会話、『建前』にすぎないのだから。


それを・・・そうなることを確信してまで


香織は僕に告白してきた。


けど、逆にもし告白を承諾したら・・・


真美との関係はどうなる?


あんなことがあった次の日だ・・・。


真美は僕のことをどんな目で見るだろう・・・?


真美は幸一に告白された時、


答えを引き延ばした。


なら、僕もそうしたほうがいい?


いや・・・それは違う。


今は真美とは兄妹であって


恋人じゃない。


真美の評価を気にする必要もないし


真美と同じ道を歩む必要もない。


だから、引き延ばす必要はないんだ。


そして、真美と、幸一と、香織が


幸せになりうる答えを僕は


考え、香織に告白の返事を言った・・・。