33話 秘めたる想いを打ち明けて・・・ | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

「もしもし」


「拓也・・・?」


そりゃそうだろ・・・。


思わずそう言いたくなる。


「どうした?急に電話してくるなんて・・・。なんか急用でも出来たか?」


冗談交じりに僕はそう言った。


「急用とかじゃないんだけどさ・・・」


香織はじらしてくる。


というより、何か言いづらそうだ・・・。


「何?」


「君に言いたいことがあって・・・」


香織は何か覚悟を決めたような表情。


「私・・・君のことが昔から好きだった・・・」


「え・・・?」


僕は突然の告白に戸惑う。


「小学校の時は、君のお姉さんのつもりだったんだ・・・。けど、中学に入ってから、少しずつ拓也を異性として意識しちゃって・・・。でも、告白できなくて・・・」


「なんで?」


「君との、友達としての関係が壊れてしまいそうだったから・・・。そう言って抑えてきた。けど・・・!!もう無理。君が好き!!」


いつも一緒にいた人からの告白。


いなくてはならない人。


いて当然の人。


まるで、姉弟みたいな関係の人。


そうだ。むしろ、真美よりも親近感が沸く。


真美より長い時間一緒にいたんだから・・・。


自分が姉だと、友達だと思ってきた人。


そんな人を恋愛対象として見れる?


そして、真美のことも、


まだすべてが終わったわけじゃないんだ。


その時、僕はこんなことを思ってしまう。


真美と香織の存在が逆だったらよかったのに・・・。


真美が幼馴染で、香織が兄妹だったら・・・。


こんなことを考えてしまう僕は最悪だ。


僕は香織になんて返事を返せばいいんだろうか・・・?