7話 もし・・・そうなら・・・? | love storys  ~17歳、私と君と。~

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どれだけ、時間が戻ればと思っただろう。

どれだけ、彼が愛おしいと思っただろう。

どれほど・・・

       私は君との未来を願っただろう。

 心臓が高鳴る。顔の距離が近すぎる。


 「え・・・と・・・」


 僕は言葉に詰まる。


 「ん?いってごらん?」


 いたずらっぽい笑顔。


 「君が初恋の人に似ていたから・・・」


 僕は顔をそむけてそう言った。


 「へぇ~。そんな理由で他人にキスしようとしたんだ?本当は関係のない人なのに。嫌な奴だね~。拓也君は」


 そう言って彼女は微笑する。


というよりからかってるだけ。


 「怒って・・・ないんだ?」


 「だから、嬉しいって。というか・・・」


 彼女はそこで一旦区切る。


そして思いもしなかったことを真美は言った。


 「同じだよ・・・」


 ポツリと呟いた。


 ・・・!!僕は言葉を失う。


 「同じって・・・?」


 「私の好きだった人に君が似てるんだよ。でも、色々あってその人のことをほとんど覚えてない・・・んだ。だから、君を見たときひょっとしたらって・・・。そんなはずないのに・・・」


 彼女は遠くを見て、昔を思い出すように・・・。


 「そうなんだ。僕も。理由は伏せるけど、一部の記憶障害で・・・。もしかしたら、真美が初恋の人だったのかもね」


 僕は冗談交じりにそう言った。


 「もしそうなら・・・もしそうなら、運命だね」


 彼女はそう言って微笑する。


 「ありえないだろ。でも・・・・もしそうだったら・・・どうする?」


 少し僕は真剣な表情になって言った。表面だけ。内心はからかって・・・。


 「そうだったら、私は君に告白する!!」


 真美は真剣な表情で言った。


 「ありがとう。でも、確認する方法はないな。お互い記憶がないんだから。しかも、相手のプライバシーなのに過去を思い出させるように『どうして?』とかも聞けないからな」


 「そうだね・・・。私は後々聞かされたけど、他人になんでかは言いたくないな・・・」


 彼女は少し辛い表情を浮かべた。きっと・・・嫌な過去だったのだろう・・・。


 「じゃあ、さっき、『嬉しかった』ってのはその好きだった人に僕を重ねたから・・・ってこと?」


 「いや・・・違う・・・。そうじゃなくて・・・」


 真美は一旦言葉を止めた