『Link』

書評で知って、読みたかった本

『Link』

小平奈緒　信濃毎日新聞社

スピードスケートの

平昌オリンピック金メダリスト　

小平奈緒さん。

2016年シーズンから国内外37連勝という快挙は、当時よく報道されていた。

才能に恵まれた人という、

想像できない雲の上の人と感じていた。

この本は信濃毎日新聞で連載の書籍化。

スケートをはじめて

引退までの回顧録のようでもあり、

悩んだこと、

決断したこと、

練習や環境についてを丁寧に綴っている。

小平さんの人柄が、文字になったような本。

読んでいまさら考えさせられたのは

スケートをどう早く滑るのか考えてチャレンジしただけなのに、

勝つことで、

周りの人への対応や報道に戸惑ったということ。

スポーツ選手は、

誰のために練習をつむのだろう。

小平さんは戸惑いながらも、

現在所属している病院の患者さんたちが

奈緒さんの活躍を見て喜ぶ姿に

スポーツの喜びは与えるものではなく「届ける」ものだという。

お父さんの、

奈緒さんに人生は「神様がくれた時間」と、

留学延長の背中を押した言葉もすてき。

言葉の力も感じる本でした。

今年の読み納めになりそうです。

さて、昨日はクリスマスイブでした。

パパと2人で銀座を歩きました。

少し休憩と、入った喫茶店で

偶然

ジョン・レノンとオノ・ヨーコさんが

座ったという席でケーキをいただきました。

そうだ、そのお店だったかと後で思い出し。

素敵なクリスマスサプライズでした。⭐️

2023 クリスマス🎄