『阪神園芸 甲子園の神整備』 | よつば生活 そして本のこと

『阪神園芸 甲子園の神整備』

『甲子園の神整備』

金沢健児 毎日文庫


プロ野球を観に行くと、

グラウンドの綺麗さに感動する。


私はナイターやドームで観戦することが多く、

外野の緑色と綺麗に照らす照明に

高揚感が湧いてくる。


甲子園は天然芝。

夏と冬の二毛作。


球場は芝に目が行きがちだが、

阪神園芸の金沢さんは

土の手入れにページをさいている。


ちなみに阪神園芸は、

園芸会社。

他の公園や施設の整備を請け負い、


その中の一つに部署に、

甲子園球場がある。


特殊な仕事に思えるけれど、

後半に書いていることは


どんな仕事や会社にも通じる。


なかでも、昔は職人気質の人が多くかったが

ある意味それは「個人プレー」で、


金沢さんは「チーム」を目指していると言っているところが、

ヘドバンでした。


チームで意識をゴールに持って取り組めば、

仕事の質も上がり、

結果早く終わる。


自分が誇らしく思える仕事に巡り会えたら、

そして同僚と一緒に達成感を持てたら、


それは価値ある幸せとなるだろう。


そう感じた一冊でした。




達成感?
愛宕神社の「出世の石段」を登りました。