『硝子戸の中』 | よつば生活 そして本のこと

『硝子戸の中』

仕事の締め切りと用事のつまった

3月のはじめ。


薄くて読みやすかった  

『硝子戸の中』

夏目漱石 新潮社


漱石が亡くなる一年ほど前に書かれた作品。

人との会話、

死生観、

処世術など 

親しみのわく内容だった。


エッセイとでもいうのでしょうか。


小説以外の漱石作品をはじめて読みました。


文豪漱石先生が病床で綴った

達観した人生観。


死についていろいろ書いているのだけれど、

「死ぬまでは誰しも生きているのだから」という言葉は、

当たり前のことながら

なるほどなぁと。


死もそうだけれど、

生きることも誰にでも与えられたことなんだと

あらためて思いました。


だから死を考えながら生きることは、

もったいないかもしれない。


漱石先生は

50歳で亡くなった。

早い。


人生100年時代と言われる現代だけど、

最近の訃報は60代の方もいる。


今をきちんと生きようと   

思いました。


蓮根のピザ🍕