『ライフシフト2』 | よつば生活 そして本のこと

『ライフシフト2』

高校生に勧められて手に取った本。


『ライフシフト2』

アンドリュー・スコット リンダ・グラットン

東洋経済新聞社


その高校生に

「何でこの本読んだの?」と聞くと

「人気ありますよ」とのこと。

知らなかった。


シリーズ50万部と帯にあった。


これから想定される人間の老後生活や、

人生の選択についての啓蒙本と言っていいのだろうか。


作者は2人とも経済学者。

世界をどう生きていけばいいのか、

データや心理学を織り交ぜながら

わかりやすく読める。


多国籍な男女がいろいろな職業のキャラクターの立場から、

未来に突き当たるであろう壁に

どう対処するべきなのかを

具体的に提示している。


例えば

会計士がAIやシステムによって

万全だと思っていた自分のキャリアが崩れて

解雇されたらとか。


なるほどー!と思うこともあるが

すべてにふんふんと頷くわけではなかった。


それは結婚についての文章。

日本人のキャラクターの周りは、

30才までに結婚する人は見当たらないとか。


いや、20代の息子の周りは

コロナ禍でもどんどん結婚しているぞ。

彼は寿貧乏だそうな。とほほ。


出産は40歳でも可能だと書かれているが、


それもそうなんだけれど


医療が進歩して、

AIが進んで便利な世の中になっても、

まだまだお産はアナログで、


すべて予想通りとはいかないかなと思う。

友人で高齢出産の方も何人かいるが、

体力の回復は大変だったと言っていた。

  


本に対して

鵜呑みにしていない部分は

自分の経験や身近な実感の部分。

家族の章であった。


そう、年をとるのも悪くないのだ。


ノスタルジー