最近、物忘れが増えた。
同じ話を息子に二日続けて熱く語り、
「それ昨日も聞いたよ」と冷静に返されてしまった。
思わず二人で笑ってしまったが、以前の私なら、そんな自分を責めていただろう。
教員として子どもたちと関わる中で気づいたことがある。
成長する子ほど、「知らない」「できない」を恥ずかしがらない。
わからないから考え、失敗するから工夫し、また挑戦する。
その繰り返しが学びにつながっている。
一方、大人になると「できない自分」を隠そうとする。
「忘れた」「知らない」と言うことが恥ずかしくなり、失敗を恐れて挑戦しなくなる。
しかし、本当は大人こそ「わからない」を楽しめた方が人生は豊かになるのではないだろうか。
私もこれから先、同じ話をまた息子にしてしまうかもしれない。
その時はきっと笑われるだろう。
でも、それも私らしさ。
完璧を目指すより、「今日も一つ学べた」と笑える人生を歩んでいきたい。