慢性腰痛や坐骨神経痛に悩んでいる人の性格で、
真面目、神経質、完璧主義、自分に厳しい、
といった特徴があります。
「だんだん良くなってきた気もする、
けど、まだ中腰の体勢になると痛みが出る。
だから、徹底的に治療しないとダメだ。
ったく、いつになったら治るんだ?
弱くてポンコツな体だなー」
てな感じで、
完全に痛みが取れないと納得がいかない、
些細な症状も気にする、
といったタイプが多い。
自分の身体を精細に監視し、
少しでも違和感があるのなら見逃さずチェックする、
そしてその違和感を嘆き、追求し続ける。
痛みが辛いのはわかります。
嘆きたくなる気持ちもわかりますが、
そんな感じで自分の身体にダメ出しばかりしていると、身体はそれ相応に反応します。
身体は、その人の思いや言葉に反応するものです。
鍼灸師の伊藤かよこさんもこう言っています。
「身体は、腰が『悪い』という思い込みにちゃんと応え、『痛み』という症状を出してくれている」
→伊藤かよこ著『人生を変える幸せの腰痛学校』プレジデント社
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身体は、まさしく「血の通った生き物」なんですよ。
血の通った生き物であり、
生涯を共にするパートナー。
末永く一緒にいる「もう一人の自分」と捉えることが大事です。
普段一緒にいる人、
家族でも、職場の人でもいいです。
四六時中共同生活を送る人が、
普段から感謝や労いの言葉もなく、いつもダメ出しばかりだったら嫌になりますよね?
確かにときにはダメ出しというか、
厳しいところも必要なのかもしれませんが、
毎日毎日、自分のことを罵倒し、嘆き、哀れむような状態だったら、嫌になってくるでしょう。
ですので、
自分の身体には「ヨイ出し」をしてあげることです。
自分の身体に感謝、労い、思いやりの心をもつ。
リアルな人間関係で、
感謝したり、ホメたり、温かい言葉をかけてあげたりすると、良い循環が生まれます。
それは、自分自身との関係においても当てはまることです。
さきほども言いましたね。
「身体はその人の思いや言葉に反応する」と。
自分自身にヨイ出しをすると、
身体はその思いや言葉に応えてくれるようになります。
改善に向けて、自分自身の協力的な関係を結ぶことができるのです。
だから、
痛みが走るからといって、
自分にダメ出しばかりするのはやめましょう。
そして、なるべくヨイ出しを心がけることです。
あなた自身の身体に「ありがとう」と語りかけてあげてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。