富山県射水市の(有)協伸電機商会です。
先日、富士電機さんから、非常用発電設備の修理のご相談がありました。
富士電機さんはメーカーさんなので、
非常用発電設備の故障や不具合があると全国からお問い合せがあるわけで・・・
東京から技術者を派遣するケースも多いようです。
今回のご相談は、発電設備の出力周波数がずれてきて、負荷設備に影響を及ぼしている・・というもの。
発電設備は、いろいろな機器の集まった機械です。
その各々が経年劣化などにより、微妙に狂いだすと、その内大きなトラブルとなります。
なので、1,2年毎に、メンテナンスを行い、その都度、試運転調整をするのがベスト。
UPSなどの負荷は、周波数がずれてくると、充電できなくなったりすることも……。
非常用発電設備にも50hZとか60HZとかの周波数があります。
エンジンの回転数や極数などにより決まり、
60hz地域の場合、大抵1800rpm,3600rpmになっていると思います。
3600rpmの発電機は回転数が倍なので騒音が大きいです。
またエンジンへの負担も大きいでしょうし、油脂類などの劣化も進みます。
なので、個人的には1800rpmのほうが好きです。
市場で良く出ているのは3600rpmの方かもしれませんが・・。
何らかの原因で、エンジンの回転数が異常にあがると”過速度”として保護装置が働きます。
メンテナンス時には、こういった保護装置試験も行ったりします。
擬似的に信号を出し正常に動作するか確認したり・・・
時と場合により、条件が許せば、本当に回転数を上げて保護装置が働くか確認したりもします。
いざというときの非常用発電設備。
いざというときに、発電できないのでは困ります。
日頃のメンテナンスがとても重要ですよ!