なでしこ、初の決勝進出!沢がV王手ヘディング弾…女子W杯


◆女子W杯 ▽準決勝 日本3―1スウェーデン(13日・フランクフルト) 

なでしこジャパンが初の女子W杯で決勝進出! 

日本は1―1の後半14分、MF沢のヘディングシュートで勝ち越し、

さらにFW川澄のゴールで1点を追加して逃げ切った。



日本は前半10分に失点。

しかし同19分、この日初先発出場のFW川澄が、

左からのクロスにファーサイドを右足で押し込み同点に追い付いた。


“女子サッカーのバルセロナ”の異名をとるイレブンは、

相手の疲れが見え始めた後半に圧倒した。


後半14分にFW安藤のヘディングシュートのこぼれ球を、

キャプテン沢が頭で押し込み今大会得点王タイの4得点目でリード。


日本はさらに同19分、FW川澄がこの日2点目となるロングシュートを無人のゴールに決めて、

スウェーデンを突き放した。



決勝戦は3回目の優勝を狙う米国と、17日(日本時間18日未明)にフランクフルトで行われる。

女子日本代表が五輪、女子W杯でメダルを確定させたのは初めて。


佐々木則夫・日本女子代表監督

「ミスで失点して目が覚めて、自分たちのサッカーができた。

初めて先発した川澄がよくやってくれた。

(決勝は)ここ(W杯)へ来る前の米国との2敗をいい教訓に戦いたい」



沢穂希「自分が失点に絡んだので、絶対に取り返してやると気持ちを入れて後半に入った。

決勝は米国とやりたかったのでうれしい。

金メダルを取って、日本へ帰りたい」



川澄奈穂美「アヤ(宮間)がいいボールを上げてくれたので走り込むだけだった。

(初先発は)これまで4試合やってきたので緊張はなかった。

(3点目は)ゴールが空いていたので、思い切って打ちました」