エアコン工事もしてますよ!
エアコン工事に付き物は電源工事。
コンセントの形状が違う場合や、電圧が違う場合もあります。
これらの改修工事は完全に電気工事士の範疇となります。
部屋の広さにあわせて、エアコンの機種が決まり・・・
その機種にあわせて電圧が決まります。
10畳以上の部屋でないと200Vエアコンを取付けることはほとんど皆無となります。
逆に言うと、10畳以下の部屋のエアコン用コンセントはほとんど100Vで間に合います。
先日、某アパートで・・・
部屋の広さが8畳程度だったと思いますが・・・
エアコン専用コンセントには200Vがきていました!
もちろん、エアコンとコンセントの形状は合わない・・・
引越し以前に使用していた6畳クラスの中古エアコンの再設置の依頼だったので、
勝手に、コンセントは100Vと思い込んでいたのですが・・・
施工後にコンセントを見ると、なんと200V!!
事前にメーカーや型式を確認して置けばよかったのですが、
あまり難しい話をしてもお客様も戸惑うだろうし・・・
普通はこうだろう!と言う事で想像に任せて・・・
今回は、お客様がしばらくずーっと不在だったのと、7月初旬でいよいよ暑くなってきた所だったので・・・
お客様の在宅に合わせて、現場下見もなしに、直ぐに施工に取り掛かる事にしたのですが・・・
やはり、下見をしておけばよかった!!
現場は、全然、想像と違ってました!!
アパートで・・・
エアコン用の穴があいており・・・
エアコン用の設置スペースが設けてある・・・
と言う話だったので、標準工事の範囲だと安易に考えていましたが・・・
完全に特殊工事!!
室内機の設置スペースがなく・・・
カーテンから少し離して、壁から本体が少しはみ出るような取付け方しかできない・・・
その位置の天井面にエアコン用のコンセントがあるし・・・
配管用の穴もその付近にあるので・・・
もともとそのような設計だったんでしょう・・・
室内機の取り付け位置をお客様に了解していただき・・・
いざ施工するも・・・
配管穴は床から60cmほどの下部なので・・・
冷媒配管が部屋内を下に横にと3,4mうねうねと・・・
ドレン水の問題もあるので、基本的に下がり勾配にして・・・
低い場所なので、お子様が手を触れにくいように・・・
モノを置くのに邪魔にならないように・・・
気を使いながら、見栄えよく配管しました。
カバーをつけたり固定したりすると、退去時にクロスや壁を修繕しなければならないので、最低限に抑えるようにして・・・
苦労して配管をしました!
室外機の設置スペースも狭く・・・
作業がはかどらないし・・・
何とか設置していざ試運転と言う時に・・・
コンセントが違う!!
電圧が違う!!
で、急遽、電圧変更工事を行う事にしました!
本来なら、お客様に伺う必要もあったんですが・・・
エアコンの据付まで終えて、「電圧切替工事はしなくてもいい!」と言う人はいないですし・・・
別途電気工事業者に依頼しても、おそらく費用は高額となるのは分かっているので・・・
「電圧が違うので、一度停電をして電圧切替をしますので、使用中の電化製品があれば言ってください。停止できないなら待ちますので・・・」
小さいお子様もおられたので慌てて停電作業を行い、200Vを100Vに変換しました!
「なんで広い部屋でもないのに、200Vコンセントなんだろう・・」と思いながら・・・
しかし、形状の合うコンセントまで持ち合わせていなかったので・・・
明日伺う事にしました。
ちょうど近くに用事があったので、それにあわせればコストもかからないでしょ!
わざわざそれだけのために訪問する事になると・・・
時間指定までされると・・・
コストがかかりますから!
と言う事で、無事施工完了です!!
後から、積算すると・・・
配管は1.5倍以上・・・
作業時間も通常よりも1時間余計にかかっていて・・・
分電盤の工事もあり・・・
コンセントの取替工事のために2回目の訪問もあり・・・
当初の標準工事のお見積もりとは当然かけ離れて・・・
お客様から、「見積りと違うぞ!」とお叱りを受けました・・・
申し訳ございません・・・
お客様本意で考えて・・・
小さいお子様もおられましたし・・・
「とにかく急いで設置して、涼しくしなくては!!」
とばかり考えていたのが間違いだったようで・・・
施主さんがお仕事で当日も不在でしたし・・・
下見もなく一度も直接、現場打合せができなかったのも原因です。
これからは・・・
やはり下見をして・・・
施工方法を打合せをして・・・
それにあわせたお見積りをしてから作業しなければいけないなと思いました。
でもその分、3日以上は施工が遅れることになるのですが・・・
それも仕方がないんですよね・・・
以後気をつけたいと思います・・・反省。