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富山の(有)協伸電機商会です。

原材料が高騰していて・・・
不況到来ともささやかれる中・・・

使っては捨て・・・使っては捨て・・・の時代は終焉を迎えようとしている。
世の中の動きは、省エネ・モッタイナイに傾きつつあるし、意識は確実にそちらに向かっていいる。

激安ショップ・ディスカウントショップが増えて・・・
修理費よりも買った方が安いとも言われ・・・
若者を中心に、簡単に買い換えるようになった時代があった。

目先の価格に踊らされている・・・
年配の人はどちらかと言えば、修理を選ぶのだが、
モノを大事にする事の重要さを知っていたからでしょう。

その若者が購買層の主流を占めるようになり・・・
簡単に買い替えをする時代が来た。
メーカーもそのニーズに応えようと、安価で壊れやすい?商品を作りだし・・・
年配の人も、メーカーがそのような態度を取るのを見て、自然とそのように流される・・・
日本中が、”使っては捨て・・・”の時代になった。

このときに・・・
修理力・アフターサービス力がないメーカーでも、簡単に市場に商品が出せるようになった。
昔は、”修理できない商品は買わない!”と購入時にはメーカーから選別していたのだが、最近では、聞いた事がないメーカーの商品も、普通に家庭に忍び込んでいる・・・

これは、ある意味脅威!!
町の電気屋さんと言われる人が、かたくなに守っていた”メーカー品””安心””アフター”が崩壊した事を意味するわけで・・・

家電業界にルールがなくなったかのようになった。

この頃から、リコール問題が増えてきて、家電品の安全性に疑問がでてき始める。
一流と呼ばれるメーカーも、名前の分からぬメーカーに影響され始め、品質がおろそかになってきたのだ。

市場原理として、ユーザーのニーズに応えるのはメーカーとして当たり前だし、それに応えないと淘汰されてしまう・・・

ユーザーが安全性にこだわらず、アフターサービスにもこだわらなくなったのなら、
それに合わせて、メーカーも、安全でない、故障もするような商品を造らなければならなくなる。
でないと、そこに投資をしてないメーカーに負けを認めるようなもの・・・
少なくとも、価格面では不利になる。


結局、ユーザーが何を選ぶかによって、メーカーも変わるのである。
ユーザーが価格重視をするなら、価格優先に商品が生まれ・・・
安全性を重視するなら、安全な商品が生まれ・・・
アフターサービスにこだわるなら、アフターに強いメーカーが生まれる。

日本人はブランド好きと言われるが、家電品に関しては、そうともいえなくなってきているのではないか・・・
世界に誇れる技術を持つ日本の家電メーカー・・・
それを指示しない日本人・・・
海外メーカーがねらう市場となって当然。

昔は、一流メーカー品以外の家電品は買わなかったし、そうでない商品はバッタモンとまで呼ばれたりして、持っているのも恥ずかしかったくらいだが、今ではそんな面影もない。


もう一度、商品を大事に使うことを考えて、安全で修理ができる長持ちする商品を求めなければならない時代が来たと思う。
メーカーもこれに応えるべく動きをすべきであり、それにはユーザーのニーズが必要となる。

「おそらく、メーカーの技術もかなり落ちているのではないか?」
と感じるのは自分だけでしょうか・・・

昔のユーザーのような厳しい目で、商品を見ないと、メーカーも伸びないし、
一度欠落した技術は簡単には復帰できない。
たとえコストを倍増しても技術は復帰できない・・・

最近の商品は安価な分、故障のサイクルも早い。
5年は違うような感じ。
昔は7年で1回目、10年で2回目、12年で買い替え・・・
今では、3年で1回目、5年で2回目、7年で買い替え・・・

メーカーの姿勢にも問題があると思うのだが・・



リサイクル・・・製品を破壊して材料を再利用する・・・
製品の寿命が長ければ、リサイクルコストも少なくてすみます。