アトランタに来てからも、ご縁を頂き、バイオダイナミック農法(自然栽培に近い)のMoss Hill Farmで2年間お世話になりました。そして、今週で2014年の作業が終了しました。
今年は夏に農園主が持病の手術を受けることになり、その前後は畑の調子もよくありませんでした。常にフロイドさんが言っていた、「野菜は関わる人と影響し合う」という説を身を持って教えてくれました。フロイドさんの回復と同調するように、畑の野菜も元気になって来ていました。
フロイドさんの体調を気遣う、会員さんからは、農園主の体調が野菜に反映したのでは?と言葉をかけてもらったそうです。
でも、毎週そこにいた私には、違う視点が見えて来ました。畑の調子は、明らかに、フロイドさんの病状の先を行っていました。強い信念と、頑張り屋さんのフロイドさんの身体はきっと限界点に近かったのです。でも、畑がこれまで通り、順調で豊かに成長していたら、彼は休むことをせず、そのまま走り続けていたのではないか?
生命エネルギーのバランスが保たれた野菜達は、意思をもって、主のために成長することを休んでしまったのではないか?
そんな風に思えたのでした。この話をすると、フロイドさんの顔に優しい笑顔が浮かび、この説を採用してくれることになりました。(^^)
こちらでのボランティア活動を通して、私の人生の過去、未来、現在のつながりを理解し、土が、自然が大好きだという自分再発見タイミングに重なり、非常に多くのことを学ばせて頂きました。
自然を、地球を思いやる気持ちをもつ人は人種、信仰、育った環境など、そのバックグラウンドに関係なく、すぐに打ち解けることができました。
うさぎの被害は鷹の出現で減少したり、アブラ虫の大発生は赤ありの駆除が原因だったり、ファームで繰り広げられた、自然のバランスとは、どういうものなのか?ということの体感は、今、求められている、「共生」の道を探求していくのに有益なものでした。
そして、私は、これからも土に近い生活をしながら、「共生」をライフテーマにした家庭生活、社会生活を楽しんでいきたいと思います。