<NZ留学> 理科の実験で求められること
先日、高校の理科の実験の授業を拝見する機会がありました。
で、気が付いたこと。
日本の理科の実験と、やっぱり大きく違う!
実験の仕方が違うというよりも、求められる物が違うんです。
何ていうか、結果ではなく、仮定(推測) → 実験 → 結果 → 考察・次への課題 っていう流れがすっごく重視される。
例えば、その時の実験は、菌の繁殖と殺菌剤の濃度の関係性を調べるもの。
まずは仮定(推測)。
多くの学生が、「 殺菌剤の濃度が高ければ、菌の繁殖力は低くなるでしょ 」って仮定しました。
で、実験開始。
まあ、色々と突っこみどころはある物の(笑)、皆、紙に書かれた指示に従って実験を進めます。
で、結果ですが、学生の中でも結果が割れました。
全く同じ濃度を使っていて、同じ実験をしているので、本来、似たような結果になるはずなのですが、、、何故か結果が割れる。。。笑)
でも、このこと自体は特に問題ないとのこと。
別に実験失敗という訳ではないと。
大切なのは、、、、各自が、自分の実験結果から、どう考察するか。次への課題を見つけるのか。っていう点。
例えば、考察の部分では、自分だけではなく、他の子の結果も含めて平均値を出してみたり、自分の実験を繰り返してみたりすることで、自分の実験結果の信ぴょう性を高めてみるとか。
次への課題では、実験の流れの中で問題視されるべきところを指摘して、改善策を提案するとか。
これは例えば、よりはっきりした結果を出すためには、濃度を変えた方が良いという提案をするとか。
この考察と課題の部分が、何よりも重要視。
実験の結果記録とか、全く重視されず。笑)
面白いし、でも、本来理科ってそういう物だったよねぁーなんて、感心しながら見守ってみました^^