「どうぞどうぞ」


「え?本当ですか?」


「こんなので良かったらよろしくしたってな」



交渉成立!!!

彼の両親は出来婚でも何でも良いからさっさと結婚しなさいというスタンスだったので、これで婚約は成立したのだ。

私達はホッと胸を撫で下ろしたのだった。


私は翌日仕事だったので彼とは私の自宅前で別れた。

次に会えるのは月末あたりか・・・。


来月は彼と始めての旅行が控えている。


旅行先は長野。

夜は星空が綺麗だし、信州そばが食べられるし・・・。

長野と言えば、DIR EN GREYのベーシスト・Toshiyaの出身地でもある。

ファンにとっては聖地と言っても過言では無い。


しかし、ひとつ心配な事がある。

私は自他共に認める雨女・・・。

初日に牧場で乗馬を体験する予定なのだが、果たして晴れるのだろうか・・・。



父との決定的な溝が深まったのは・・・父が私達の幼少の時に不倫をしていたと告白した時だった。

相手の女も既婚者だった上にそいつからモーションをかけて来たのも関わらず、旦那にばれるやいなや全ての責任を私の父になすりつけたのだ。

女の旦那は怒りに任せて父の愛車にスプレーで「色きちがい」と落書きをし、慰謝料100万円を要求してきた。

父のした事は道徳に反するのでそれ位の事をされても仕方無いと思う。

私が許せないのは母を裏切った事。

4人の子供を抱え母は何を思ったか・・・。




他にも色々あるのだが、そんな事があったので私は子供の時の様に父に接する事が出来なくなった。


さて、この会食どうなることやら・・・。












と、心配していたら彼と両親は和気藹々を会話をしていたのを見て私はずっこけそうになった。

父も昔のように私に話しかけてくるではないか。


ははは・・・。

なんだ・・・私が考え過ぎてただけか・・・。

もう過去の事を考えるのはよそう。


そう思った瞬間だった。


「れなさんと結婚させてください」


ついに彼が切り出した。


それまで笑っていた両親がフリーズした。

料亭で娘の彼氏と会食なんて結婚の申し込みしかないと思っていたとは言え、いざその時が来ると頭の中が真っ白になるのだろう。


しばしフリーズしたのち、父が口を開いた。


「こいつは何にも出来へんけど、それでも良いの?」


おいおい失礼だな!

まあ本当の事だが。


「はい!ていうか、れなさんはよくやってくれますよ!この間作ってくれた料理、凄く美味しかったです!」


ちなみに彼の言う「この間作ってくれた料理」とは、茹でたスパゲティーを胡瓜とシーチキンとマヨネーズと塩コショウで和えただけの低レベルな料理である。

普通肉じゃがとか唐揚げとか20代半ばの女なら作れて当たり前なのだが、私は家の手伝いをびた一文やって来なかったので、何も出来ない赤子同然の実力だった。

両親としてはこんな娘を嫁に出すのは不安で不安で仕方なかったのだろう。


私の両親の答えは・・・。









部屋があんまりにも汚いので掃除をしているのだが、さすがに疲れた・・・。

てうか・・・クソ鳥!!!


糞を網戸に落とすな!!!!\(*`∧´)/


私は鳥が死ぬ程嫌い。

食うのは好きだがwwwww


網戸にへばりついた糞の始末をどうしてくれようか・・・(-""-;)

私と彼は私の地元のとある料亭へと向かっていた。

この日は私の両親に結婚の許可を貰う為の会食なのだ。

親世代から見たら遊び人に見える彼のファッションを今日は封印して、黒髪に眼鏡にスーツという「真面目くん」ファッションで挑む事にした。

何故なら私の父は茶髪にピアスが大嫌い。

そんなのは自分に自信が無い者がやるものだという化石の様な考えを持っている父。(我が兄弟は全員ピアスが開いているのだが・・・)

茶髪にカラーコンタクトがデフォルトの彼がそのまま行ったら戦わずして終わってしまう。

そうならない為にわざわざ高いお金をかけて髪を染めて来たのだった。


少し道に迷ってしまったので約束の時間に少し遅れてしまった。

母に携帯電話から連絡をしたので両親に悪い印象を与える事は無かったが、彼はえらく気にしていた。

もし私が同じ立場だったらやはり彼と同じように気にしてしまうだろう。


店に着き従業員に部屋まで案内して貰った。

父と母が居た・・・。


この時の私は彼と予定が合えば私が彼の元へ外泊をしてしまうので、両親との会話は必然的に減ってしまっていた。

特に父とは昔の蟠りが燻っていたので何を話せば良いのか分からない状態だった。

未だに彼に言われる・・・。

れなと父親の関係は変わっていると・・・。

しかしそんな事を言われてもどうしたら良いのか分からないのだ。

父だって私に距離を置いているのだから・・・。


ザーザーザーザー・・・。


雨の中、私達を乗せた車は静かに走る。

2番目の式場を出てから彼の表情が変わった。

式場見学の特典で極上のスイーツを試食した時の彼は小さな子供の様に笑顔を浮かべ、完食した。

今の彼の表情は180度真逆だった。


ザーザーザーザー・・・。


この時、彼の中である一つの決意が固まっていた。




夜の帳が下りている為、雨がどれだけ強いのかは分かり辛かったが、音を聞く限り相当降っているようだった。

静かにハンドルを切る彼とは対照的に雨脚はどんどん強まって行く。

車が到着した場所になんとなく見覚えがあった。


ここは・・・私達の想いが通じ合ったあの港・・・。


私は彼の方を見ると、すでに彼は私を見てくれていた。

水晶のように優しい輝きを放つ彼の大きな瞳はゆらゆらと揺れていた。

彼の瞳を見ると穏やかな気持ちになる・・・。

しばしの沈黙。

私は急に恥ずかしくなり目を背けてしまった。

それをキッカケに彼は口を開き、ポツポツと語り始めた。


「れなちゃん・・・。よく聞いてね。

俺、今日式場を2軒廻って思ったんだ。

れなちゃんと出会えて良かったって。れなちゃんのおかげで頑張れるんだって。

だから・・・俺と結婚してください。

そして、ROCKな赤ちゃんを産んでください!」


私の涙腺はダムの如く決壊し、涙がどんどん溢れていた。

それと同時に嗚咽が止まらない。

何か言いたくても言葉にならない。

どうすれば良いのか分からなかった。

そんな私を彼は自分の胸に抱き寄せ、腕の中に閉じ込めた。

温かくて落ち着く・・・。

私は静かに目を閉じた。

目蓋の先に広がる光景・・・それは彼との幸せな結婚生活。

今まで色んな人と恋愛して来たが、彼の側に一生居たいと思った恋愛はこれが初めてだった。


彼は私が落ち着くまで抱きしめてくれていた。

優しい彼・・・。

こんな私に人生を賭けてくれた。

私は彼の想いに応えなければならない。


「私で良ければ・・・お願いします・・・」


「ホント?」


「うん」


彼は・・・涙を流していた。

それを見た私は彼の頬にキスをした。


ザーザーザーザー・・・。


雨の音を聞きながら私達は幸せを噛み締めていた・・・。























ブログ放置し過ぎてました・・・。


って、誰も見ていないだろうけどwww

ちょっとモチベーションが上がらなかったのと、色々ありすぎました・・・。

昨日また大切な存在とサヨナラしました・・・。

なんでかな・・・。


でもこの痛みを乗り越えて私達夫婦の絆がより深くなるんだよね。


また会える日を信じているよ・・・。



休みだったのでヒトカラに行って来た。

好きに歌うのは良いストレス解消になる。


DiVAのインフォメーションをやっとマスター出来た( ̄Д ̄;;

ゆったんやオカロと声質が似てるから歌いやすいかな。

しかし高校生の時に比べると声が出なくなって来た。

年かな・・・www


日頃から声は出しておかねばならないね。


それにしてもBUCK-TICKのNATIONAL MEDIA BOYSが最高得点ってどういう事だよ・・・ヽ(;´Д`)ノ

インドア派? アウトドア派? ブログネタ:インドア派? アウトドア派? 参加中


私は完全にインドア派です。

嫁いだ所が地元では無いもんで、どこに何があるのか分からないんですよね。

ついでにバンドメンバー以外友達が居ない。

だから休みの日は一人でカラオケに行くか部屋に引きこもってネットしてます。


駄目人間乙!!!


まあ結婚してると中々遊びに行けんしね。

お金も勝手に使えないし。

子供が欲しいなあ。

寂しさを埋める為に欲しいっていう訳じゃないよw


でも、いざ子供が出来てもママ友というのを作れる自信が無い。

なんかめんどくさそう。

女っつーもんはめんどくさいからね。

はあ・・・。


駄目人間乙!!!





All About 「育児」都会でもできるお気軽雪遊び
All About 「家族旅行」当日でも焦らない!お出かけ検索サイ

青いドレスの花嫁は新郎らしき男性とプランナーらしき男性と合流し、3人で円陣を組み「おー!!」と、気合を入れていた。

この掛け声に彼もビックリして3人の方を振り返った。

3人に呆気に取られている私達に気付いた黒田さんはニコニコしながらこう言った。

「ああやって新郎新婦とコミュニケーションを取って、一緒に結婚式を作って行くのが私達のスタイルなのですよ」


私達は黒田さんに連れられてある部屋に辿りついた。

扉を開けると、そこは白とエメラルドグリーンを基調としたチャペルだった。

ヴァージンロードがエメラルドグリーンで後は全て白という何とも神秘的な空間だった。

「ヴァージンロードと言うのは今まで歩んできた人生を表していると言われています。

れなさんが今までご家族と歩んで来た道をお父様と共に進み、その先に新郎が待っている、そしてお二人で未来への道に進むのですよ」

黒田さんはそう教えてくれた。

「そうなんですねー。ほんと雰囲気良いチャペルですね」

「ありがとうございます。れなさん、いかがですか?」

「ええ、本当に素敵なチャペルですね。ヴァージンロードの由来も聞けて良かったです」


この後、色々見せて貰い、最終的に見積もりを出して貰い、式場を後にした。

私は駅から近いし式場の雰囲気も良かったので気に入ったのだが、彼は今ひとつだったようだ。


時刻は夕方になっていた。

雨が強くなって来たせいか空は灰色でライトを点けて走行しなければならない程、暗くなっていた。

ザーザーザーザー。雨音がどんどん強くなって来る。

やがて辺りは闇に包まれてしまった。

次の式場は入り口にガルーダの銅像がある異国風な建物だった。

彼はこういう異国風な建物が好みな為、一目見て気に入ったようだ。

「れなちゃん、ここ良いよ。ほら、噴水もあるよ」

先ほどの式場の時とテンションの上がり様が180度違っていた。


私達を待っていたのは、私と同じ年位の可愛い女性だった。

翌日、私達は最寄のコンビニの駐車場に車を停め、ゼクシィを開いた。

気になる式場を幾つかピックアップし、片っ端から電話をかけてみた。

休日という事と、思いつきで行動している私達という劣悪な条件が重なってしまい、ブライダルフェアーの予約はスデに一杯という所が多かった。

しかし、そんな劣悪な条件に負けずにヒットした式場が2軒もあった。

私達は早速向かう事にした。


車の中では結婚式でどんな曲を流したいか、そんな話ばかりしていた。

当時、車の中で聴いていた曲はBUCK-TICKというバンドの物だった。

彼は幻想の花とROMANCEという曲を使いたいと言っていた。

しかし、この時聴いていた曲は幻の都というエキゾチックな曲だった。

ストリートファイターのダルシムというキャラクターのコスプレをして、この曲で入場して来たら笑えるんじゃないかと馬鹿な話をしていた。

余談だが、幻の都は名曲である。





私達は1軒目の式場に到着した。

車から降りると小雨がパラついていた。

私達は急ぎ足で入り口まで向かったのだが、私は8cmもヒールがあるパンプスを履いていたので思うように走れなかった。

そんな私を見兼ねて、私の手を握りエスコートしてくれた。

入り口の自動ドアが開くと、年の頃は31、32くらいの男性が迎えてくれた。

「いらっしゃいませ。お電話くださいました伊勢守様(仮名)でしょうか?」

「はい、そうです。遅くなってすみません」

「こちらこそお足元の悪い中、お越し下さいまして有り難うございます。本日担当させて頂きます、黒田と申します。今日一日よろしくお願いします。では、こちらのお部屋へどうぞ」

私達は黒田氏の後に着いて行くと、プリンセスラインの青いドレスを着た花嫁と擦れ違った。

私自身、青色が大好きで青いドレスを着たいという願望があったので、その花嫁の後姿をボーっと見ていた。


(良いなあ・・・)