第138回。
ゲストにキャンディーズの元マネージャー池田潤さん、ファン代表1名(聞き役)迎えてトーク。
1「危い土曜日」
2「年下の男の子」
3「春一番」(アルバム・バージョン)
4「その気にさせないで」
※(ユ)はユッキーさんの言葉。
(内容をかいつまんで記載(ごく一部))
池田さんは、渡辺プロダクションS49年入社。
半年程の研修後、
マネージメントセクションに配属。
キャンディーズ担当になった。
当時は「危い土曜日」のプロモーションをやっていた。
(ユ) 3人の第一印象はどんな感じ
◎ナチュラルに接してくれた。
(ユ) デビュー当初『内気なキャンディーズ』というコピーが使われてたが…
◎それは全然違う。内気ではなかった。
3人とも自分の思ってることは
しっかり言うというのは感じた。
1「危い土曜日」
(ユ) LPジャケットでは『危ない土曜日』の「な」が入っているのが差し替えられたが…
◎誤植というか、日本語の用法として
どっちが正しいのかという議論があって
そうなったのか、
その辺はどうだったのかよく覚えていない。
(ユ)「あなたに夢中」がファースト、
セカンドアルバムに入っているのは
何か意図がある?
◎曲が足らなかったんじゃないか。
今と違い昔はミュージシャン雇ったり、
大きなスタジオ借りたり、
1曲録るコストはそんなに安くなかった。
2「年下の男の子」
◎私のマネージャーとしての役割が
業界の中で認知され始めた最初の曲。
それまでは放送局回りしても
散々な扱いを受けてた。
「年下の男の子」のスマッシュヒットで
業界の人たちのキャンディーズを
見る目がごろっと変わって
需給のバランス、ものすごく引きが
向こうから来るようになった。
◎レコーディングの時、
メンバーの1人が(歌詞の)L、O、V、Eの
部分を『エル、オー、ヴィー、イー』と
英語的な発音したら、
ディレクターの松崎さんが
『いやいや違う、違う。違うよ。
エル、オー、ブイ、イーだよ。
ここは日本語だよ。』と言って
そこを直させた。
一部のメンバーは『そんなあ』
という顔をしていた。
でもそれは大正解だったと私は思う。
3「春一番」(アルバム・バージョン)
◎当時、ナベプロの渡辺晋社長の
OKがでないとどの曲も(シングルとして)
出せなかった。
「春一番」は実はNGをくらってしまった。
一遍結論が出てしまったら出せない。
でも諦めきれない。
策を練ってファンの人たちと一緒に
この曲を盛り上げていこうとなった。
コンサート、各支部にリクエストのお願い、セミナー。
あの手この手でやって
もう1回御前会議にかけてOKを取った。
ファンあってのタレントというのが
納得できたのがこの曲。
4「その気にさせないで」
◎当時、中村昇さんという
週刊セブンティーンの編集部所属の
集英社社員カメラマンがいて、
『大磯の真っ暗な海に彼女たちに
入ってもらって、白いドレス着て
もらって、ざぶんと濡れちゃおう。』
『真っ暗な海でかなり強力なストロボを
バンとたいて。ということをやったら
面白い写真が絶対撮れるよ。』
と中村さんが言い出した。
おそらくセブンティーンの記事にも
なったと思うが、それを流用する形で
シングルジャケットにも
使わせてもらったんだと思う。
ちょっと記憶が定かではないが。
番組名 :全国キャンディーズ研究会
放送局名:REDS WAVE
放送時間:金 21:00-21:55
:月 10:00-10:55(再放送)
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