繁盛店視察レポート
2017年2月11日
ナポリピッツァの名店シシリヤ
本格薪窯で焼くナポリピッツァは全て店主の小笠原氏が手がける。
職人としてかなりの拘りを持っているとの事。(店主の小笠原氏はナポリピッツァ職人協会からマエストロの称号を与えられている)
週末ともなると1ヶ月前からでないと予約が取りづらいほどの人気ぶり。
場所は関内駅から徒歩5分ほどの所。
小粋な外観。
厨房は店正面から見て右側手前にあり
ピッツァを焼く窯から出る煙突はビルの屋上まで長く延びている。
店内の広さは20坪弱。
カウンター席中心に2人がけのテーブルが2卓あり合計26席。
椅子、テーブル、カウンターは必要最低限の広さと言った感じですが、ここはピッツェリアですから。
ピッツァ以外におつまみ、デザートもそれなりの品数を揃える。
もちろんアルコール類も充実。
味は抜群。
クオリティの高さを感じる。
ピッツァは生地から焼き上げまで必ず店主自ら手がける。
徹底的な拘りを感じる。
そしてこれだけの有名店としては
かなり良心的な価格に抑えてあるのが素晴らしい。
リピーターがつかぬわけがない。
店の規模から言えば多めの人数のスタッフは全て男性。
皆で師匠である小笠原氏を補佐しようという心地よい体育会系の空気が漂う。
エスプレッソは濃いめのものがデミタスに半分ほど。そこに山盛り2〜3杯のグラニュー糖を入れてキュッと飲むスタイルでイタリアのカフェそのまま。
店主自らが焼き上げる本格ナポリピッツァを求めて連日賑わいをみせる。
きちんと評価されていることを嬉しく思い、私自身の店の経営方針にも近いものを感じ共鳴した。
とても勉強させられる店である。
店主が私と同じ歳ということでも親近感を覚える。
…って実は店主さん、高校時代の同級生なんです。
でも全く贔屓目のない素直な感想。
次回はピッツァイォーロの後姿を眺めながら軽く一杯飲んで好みのピッツァをシェアなどせずサクッと一枚いただきエスプレッソをキュッとあおってサッと帰る。こんな粋な使い方をしたい。