四才の猫が、虹の橋を渡る。

仕事から帰り、買い物を済ませ、台所に行くと、シンク下の扉から、虫の息で、這い出る紅翼(つばさ)ちゃんを見つける。
抱き抱え座ると、紅翼が、口で大きく2、3回、息をする。そして、灯が消える。


私が、彼岸を越える時には、そこに、その子達は居るだろうか?

どうかな?私は、お空の高いきれいな所には、行けない気がする。