人工授精キットの販売広告にあるのは……。

 

何らかの理由で性交渉ができないご夫婦に対しては、シリンジ法をお勧めしています。

 

採取した精子を注射器(シリンジ)に入れて、膣内に注入する方法で通常の性交渉と同じ効果が期待されています。

 

・タイミング法に活かしたい。

・妊活のストレスを減らしたい。

・セックスレスだけど子供が欲しい。

・性行為が苦手。

・不妊治療費が高くて安価にしたい。

・精神的肉体的負担を減らしたい。

 

さらには……。

 

・排卵日の性交にプレッシャーを感じる。

・仕事の都合で。

・小さな子供が傍にいる。

 

などと、明記されていた。

 

う~ん。

なるほど、と納得する理由も無いわけでも無いけれど、女性の排卵日に合わせるタイミング法でのトライとなるとご主人もしくはパートナーが採精しての実施となり、感染症などのリスクはないのだろうか?

あぁ、それこそ、LGBT議論が連日なされる中、協力してくれる男性が存在すれば、クリニックへ足を運ぶなどの煩わしさからは解放される。

 

クリニックで人工授精が行われるのは、婚姻関係のあるご夫婦が基本のキであって、家族の形が多様化される昨今、もはや婚姻関係だけの線引きが時代遅れとなっているのか?

なんとも奥が深い電話相談を受けたこととなった。