雷電の火星26型エンジン搭載型と火星23甲型エンジン搭載型の性能比較です。
26型は23型の過給器の増速率を上げて高高度性能を向上させています。
【火星エンジン諸元】
エンジン 火星26型 火星23甲型
排気量 42.1 42.1 (L)
直径 1.34 1.34 (m)
離昇馬力 1760 1820 (ps)
回転数 2600 2600 (rpm)
吸気圧 +450 +450 (mmHg)
一速馬力 1590 1600 (ps)
回転数 2500 2500 (rpm)
吸気圧 +300 +300 (mmHg)
高度 2500 1300 (m)
二速馬力 1400 1510 (ps)
回転数 2500 2500 (rpm)
吸気圧 +300 +300 (mmHg)
高度 6500 4150 (m)
減速比 1:0.5 1:0.5
26型の方が23甲型より離昇馬力が小さくなったのは、過給能力を上げたために過給器に食われる馬力が増えたせいです。26型では23甲型より一速で50〜60ps、二速で200psほど、過給器を駆動するのに必要な馬力が増えているようです。
図1(高度 - 速度)
図2(高度 - プロペラ効率、先端マッハ数)
図3(高度 - 馬力)
図4(高度 - 上昇率(m/s)、上昇時間(min))
全開高度の違いにより、どちらのタイプもそれぞれの全開高度付近では相手より性能が上回るという結果になりました。高度6500m以上では26型が圧倒します。
吸気圧を上げずに過給能力だけ上げると、どのエンジンでも似たような結果になります。