【経営者が最初にやる最も重要な仕事】 | 「お酒の飲めない銘酒店三代目」日本人・高野洋一のブログ

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<日本酒は人生を豊かにするエッセンス>

いきなり、答えを言っちゃうと、

それは、「事業選択」です。

 

こんばんは、酒商たかの三代目sake life creatorの高野洋一です。

 

私たちは地酒専門店さんなので、なおかつ酒場も経営しております。

しかし、以前はディスカウントの酒屋とディスカウントの小規模スーパーマーケットを経営しておりました。

 

もちろん、ディスカウントという代物は大手の専売特許であり、やってもやっても赤字続きのひどい状態。

もう、打つ手なしとはまさにこのコトだった。

 

そこで、私たちは一部門だった地酒専門店に特化し、全国の本格清酒、本格焼酎に集中しました。

もちろん、急激な変化ができるほど体力もなかったので、少しずつの変化。

毎日毎日、1mmずつの変化で精一杯。

コレを数年、ゆっくりゆっくり変化が進んでいき、ようやく大体が地酒専門店に業態変化ができた。

 

ここで、最後に残ったディスカウント店。

古参社員たちがここをマネージメントしていた・・・しかし、猛烈な赤字。

かつの高野商事を支えてきた部署ではあるコトは間違いない。

そして、彼らが作り上げてきて、守ってきて、想いも、情も、全て入っている店舗だった。

 

でも、このままでは会社限界の状態。もう待ったなし・・・

ここを閉めて、いや、閉めるのもお金がかかり、閉めることもできない状況。

どんづまりもどんづまり。

 

「ここを閉めて、酒場を造る」

 

こうやって切り出し、その店舗のスタッフさんたちと話合いが始まる。

もちろん、いい空気ではなく、まとわりつくような思い空気。

ここから、なにか素晴らしいことが始まるとは到底思えない。

 

彼らも彼らなりに、責任を感じいた。しかし、全ては経営者の責任。

儲かる現場を彼らに提供出来なかったのだ。

 

自分も容易には「酒場のほうに移ってくれ」とは言えなかった。

なぜなら、彼らにもプライドがある、それを会社の都合で全くやったことのない職種、作業、仕事。

今まで、頑張って目指してきたコトとはほとんどリンクしない。

 

でも、言うしかないから言う。

もちろん、言ってもほとんど反応はない。

そりゃ、そうだ。

 

経営者の責任の一つに、

「事業選択」がある。

 

これは最重要項目ではないかと思う。

やはり、儲かる、しっかりと社会に必要とされる事業を社員さんたちに提供する。

この時に、痛感した。

 

そして、この会議は終盤に進んでいくのであった・・・

 

話は長くなったので、この続きはまた明日。

 

ちなみに、その古参社員さんは今はこんな感じ(笑)

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