今朝も起きにくい。そして耳の奥がまた痛い。

 仕事行きたくないなぁ。

 ここのところやたら眠いし、昼間職場でも座ったら寝てしまう。意識はあって、頭の中の映像を見てるけど、座ってどんどん頭が沈んできて、ハッと目を開ける。「やば!誰か見てた?」

 外から見ればただの居眠り。昨日子どもがなかなか風呂入らなくて、待ってたら遅くなって‥とか、瞬時に言い訳が浮かぶ。毎日なの?と聞かれたら、そうですね、もう症状無くなってきたけど念のため(君らが感染症対応遅かったせいだよ、言わないけど)と返すとこまで浮かんでる。

 すごい罪悪感。自分の体がそんな状態のほうがヤバいってことに気づいてない。

 で、今朝からの耳の奥の痛み。首から肩まで力も抜けない。


 こんな感じで出勤しても、動きにくいし、なんか頼まれるたび、仕事頼むなよしんどいのに!ムキーとか、イライラするんだろなー。


 直前まで迷ったけれど、夫の「え?行くの?」を聞いた瞬間、なんだかんだで行くかー!とあげていた圧が、しゅーと抜けてしまった。「休むわ」

 前々からちょくちょく耳の奥が痛くなることごあって、最初、イヤホンすること多いからかなーと、勝手に思っていた。けれど、2回目、3回目となってきて、中耳炎か?虫歯の痛みが耳にきてる?とかじわじわ不安が澱のように溜まってきたんだと思う。

 もうほっとくのやめよ。

 そう考えると、体がホッとしてるのがわかった。


 耳鼻科に行くと、咳き込む人、泣き叫ぶ子ども、電話応対の声「いえ、順番の予約だけなんで。‥え?嫌がらせとかじゃなくてですね」。

 嫌がらせって‥。

 それを聞いた、待ってるみんな苦笑いだ。

 受付前のソファーで横並びに座っていると、なんだか変な連帯感が生まれている。

 待ち時間に何か聞こうと、イヤホンをつけようとして、やめた。


「喉に炎症があります。耳と喉は繋がってるから、ここから来てる痛みじゃないかな。」

 医師は丁寧に耳の中もみて、耳垢も取ってくれて、鼻も見て、そして最後に口の奥を見た後、言った。


え?喉?

耳じゃないんだキョロキョロ


 てっきり中耳炎かと思ってた。

 確かに、痰が絡んでるし、喋ってて時々声がかすれる。でも痛みはないから喉だなんて思いもよらなかった。


 インフルエンザとかだったら教えてな。

 職場長に休む電話をした時、言われた。

 診てもらってきます!(インフルエンザじゃないけどな!)と勢いよく答えたけれど、案外職場長のほうが的を射ていたのかもしれない。

 吸入やって薬もらって家に帰ったが、もしやこれから熱上がったらインフルエンザ‥ガーン?とかちょこっと心配した。午後になっても熱も咳も出てこないから、一応風邪っぽいだけか‥と胸を撫で下ろした。

 取り敢えず、わかって良かった。


 ただの風邪、ただの中耳炎。そんな痛くないし、仕事行けるんじゃない?と、普段なら私はは、考えがちだ。

 でも、そういう積み重ねが、結局何もかも嫌、ってつながりそう。だって、自分が自分を労らないなら、どんなところへ行っても、楽しめない。

いっつもいうこと聞いてくれないから行くの嫌!

子どもなら、友達なら、そういうだろうな。


 結構思い込みって生活リズムに影響してるなあ。