メインのブログにアップした、ヨタとの最期の数日をこっちにもアップしようと思う。


アップしたのは2月中旬。



でも、最期の最期が記憶とどうにも向き合えず、未だ未完成。




12月19日(金)


翌日、着払いで届く荷物(gu)があったから、お金をおろしに行った。


その帰りにサンクスでデザート(クリームチーズスフレ)と姪っ子用のお菓子を買った。


夜にそのデザートを食べた時、クレクレうるさいヨタにクリームっぽい部分をあげた。


指ですくって舐めさせて、指3本分あげたかな?


2本分だったかも知れない。




12月20日(土)



午後に姪っ子を預かった。


途中で『gu』のネットショップで注文した服が届いて、姪っ子に買ってあげたピンクのパーカーをすぐに手渡せた。


姪っ子が喜んでくれて良かった。


この日のヨタとの記憶があまりない。


ヨタ、ごめん。




12月21日(日)


母親と妹と姪っ子とで夕方くらいに西松屋に買い物に行った。


西松屋からは直で家に帰ったからそんなに時間はかからなかった筈。


妹と姪っ子も帰りに寄ってったけど、買った洋服の値札を取った事くらいしか記憶にない。


どんな事を喋ったのかな。



ヨタは夜、いつものように一緒にお風呂に入って来て、シャワーの水をよく飲んだ。


最近時々むせる事があったから、毎回ヒヤヒヤしてた(この日むせたかどうかは覚えてない)。



いつもペロペロお湯を飲むヨタを、そこでじっくり観察してた。


ヨタはもう毛繕い出来てなかったし、だから餌のカスが毛にこびりついてないかのチェックとか。


あとはひたすら、ヨタって本当に可愛いなー///ってヨタに惚れ惚れしてた。


水を飲んでる時にちらちら見える小さい前歯がきちんと並んでるのとか、本当に可愛かった。


あと耳の先の毛を、濡れた指で触ってクセをつけるのが好きだった。




それからお風呂場からヨタを出して湯船に浸かって扉を見たら、ヨタが洗面所側から扉に顔を近付けて爪でカリカリ引っ掻く姿を見た(ちょっと鳴いたかも)。



それもとても可愛かった。


ハチワレの黒と鼻のピンクがぼんやり映って本当に可愛いんだ。



結局、ヨタはすぐに諦めて離れて行ったから扉を開けなかったんだけど、この時に

最期になるならあの時開けてあげてれば良かった…

って後悔する事になったらヤダなって思った。


これはむしの知らせだったのかな。


でも私は常にこういう事を意識する『思い癖』みたいなものが元々あると思う。


特に、お風呂場からヨタを先に出す時なんかは、ヨタの後ろ姿を見送ってから扉を閉める行為を『ヨタを看取る』ってきっとこういう事なんだろうなってよく考えてた。


違う世界に行くのを見送るというか、その境がお風呂場の扉で『私』がちゃんと閉めなきゃならないんだろなぁって。


私は常にそういう事を意識してた。




お風呂から出たら、ヨタが洗面所の床で飲んだ水を全部吐いたらしく、足拭きマットにまで吐いた水が広がって濡れてた。


消化しかけた餌も混じっていたけどほぼ水だった。


かなりの量だった。



ヨタは滅多に吐かない猫だからどうしたんだろうって思った。


吐いたのが扉をカリカリする前だったのか、後だったのか分からない。


多分、これがヨタの変調の始まりだったんだと思う。




12月22日(月)


お昼くらいに下に降りたら妹が遊びに来ててビックリした。


妹が買って来たお団子を一本もらって食べた。


妹はつわりが酷くなって来たみたいで体調が悪そうだった。


私は10日くらい前からの風邪(咳とくしゃみ鼻水)の治りが悪いから、午後はまた病院に行った。


診察室で熱を計ったら、耳で計るタイプの体温計で37.8℃とか出ちゃって、鼻の奥まで突っ込むあのインフルエンザの検査をされて散々だった。


しかも我慢して突っ込んだワリにインフルエンザじゃなかった。



眠剤をひと月分もらえたのがありがたかった。


帰りに買い物をして帰ろうとしたら、トマト鍋の素が売り場にあった。


一度帰って母親に言ったら、あったなら買って来て欲しかったと言われたから、またトマト鍋を買いに行った。


一度脱いだダウンをまた着た時にヨタが私を見てたのを覚えてる。




帰り道、商店街のシンプルなイルミネーションがキレイで写真を撮った。






これがその時に撮ったもの。


そんな事せずさっさと帰ってヨタとの時間を大切にすれば良かった…。


こういう後悔ばっかりだ。




この日は冬至でゆず湯だった。


ヨタはいつも通り一緒にお風呂に入って来て、シャワーの水を飲んだ。


それから私は、湯船に浸かりながら浴槽に浮かぶゆずを手にとって、ヨタに


『チラッ?…チラッッ?w』


とか言いながらゆずを見せたりして遊んだ。



ヨタはきちんとお座りして、私が浴槽の右から出したり左から出したりするゆずをゆっくり目で追ってた。


それからお風呂場から出て行った(出したかも)。



長引いていた風邪のせいで、この日はゆず湯に浸かるだけで済ませたかも知れない。


前日に大量に吐いたから心配したけど、この日は吐く事はなかった。




12月23日(火)



朝いちに母親から『ヨタが餌を食べないよ』と言われて嫌な予感がした。


とっかえひっかえ缶詰めを開けたら、食べたそうな表情はしてて、だけどいざあげると食べ方が分からないみたいな変な状態だった。


母親が買物に行って、ヨタの為にアイシアの『15歳からの健康缶』を4つ買って来てくれた。


開けたら白っぽい中身のやつを割と食べたけど、それでもやっぱりいつもとは違ってた。



1缶食べ切れたかな…あまり覚えてない。


2つ目に開けた赤っぽい中身のやつは、匂いを嗅いだだけでダメだった。




やたら外を気にし出したのがこの日からだったかな…。

(もしかしたら翌日の24日だったかもしれない)



庭に面した窓から、レースのカーテンも自力ではうまくめくれない状態なのに、ただ顔を窓に寄せて懸命に外を見ていた。


ヨタは外にあまり興味のない猫で、出たがることも全くなかった。


なのに何で急に外ばっか見るようになってるんだろうって不思議だった。




この日、ヨタはシャワーのお湯を飲んだ後に目の前で吐いた。


まただ…って不安だった。



この日はあまり量を飲まなかった気がする。


シャワーのお湯を舐めてる時に、変に瞬膜が出てるのが気になった。



確かヨタと瞬きの会話をした。



私がヨタの目の前で、ヨタに対してゆーっくり瞬きをしてみせると、今度は私を見つめてたヨタが私に対してゆーっくり瞬きをする会話。


瞬膜出てたし、ヨタの左目はやけに奥まっててうるうるしてたし、やっぱり何か変だった。